vol.25 マインドフルネスとの出会い〜薬に頼らない治療法を探して〜
薬に頼らない治療法探しの第二弾。
今回はマインドフルネスです。
私がマインドフルネスを知るキッカケになったのは、自律神経特集を組んでいた雑誌の1ページに記載されていたのを読んだことです。
マインドフルネスとはいま、ここ、に集中する瞑想法のことで、ストレス軽減や集中力アップにつながるということでGoogleなど大手企業で導入されているという内容でした。
その時はそんなものがあるんだ、と心の片隅にあるくらいだったのですが、その後クリニックのカウンセリングを受けた際に、担当のカウンセラーさんが長年マインドフルネスを研究されてきたということで興味が湧き、色々調べはじめました。
調べてみると、マインドフルネスは仏教を起源としているそうなのですが、そこから宗教色を取り除き、瞑想法のみを切り出したことにより一気に全世界に広がったそうです。
一見簡単そうに思えますが、人は生きている間のほとんどの時間を過去を振り返って後悔したり、未来を思案して不安になったり、今起きていることに集中していないんです。
ワタシも仕事をしていた時は会議に出席しながらチャットを確認したり、同時に複数のことをこなすマルチタスクを求められていました。
そうすると脳がすっごく疲れてしまってストレスを感じやすくなったり、集中力が落ちたりしてしまうそうなんです。
マインドフルネス瞑想は寝ながらするもの、座りながらするもの、歩きながらするもの、食事をしながらするものなど様々なものがありますが、いずれも
いま、ここ、に集中し、感情が湧き上がったらありのまま受け入れ、また、いま、に集中する
という作業になります。
マインドフルネスの書籍や記事について色々調べていく中、すごく心に響いたのが
"beingよりdoing"
という言葉でした。
マインドフルネスの概念を表した言葉なのですが、今までずっと
こうなりたい、あんな風になりたい
と理想を持って進んできたのですが、体調を崩して、休職することになってからというもの、なりたい自分になれない悔しさと、自分の目指したいものが全くわからなくなってしまったのです。
周りからは好きなことだけしなよ、と言われてもしたいことがわからない。
そんな中、この言葉が染み入って、あぁ、いまを大切に生きよう、と思えました。
マインドフルネス瞑想は自分ひとりで行うのはなかなか難しいのですが、マインドフルネスに近いものでヨガニードラというものがあったのを思い出し、これなら続けられるかも。と思ったのです。
次回はそのヨガニードラについてお伝えしたいと思います。